UMEMOTO無償公開のお知らせ
以前、制作に参加させていただいたWOODSOFTさんのUMEMOTOの無償公開が始まりました。
梅本竜さんが亡くなって2ヶ月目の本日。過去に制作したトリビュート・アルバム「UMEMOTO」のデータを無償公開開始しました。p.tl/HsdD 在りし日の故人を心から偲び、この作品を贈りたいと思います。楽曲が氏のことを思い出すきっかけになれば幸いです。
梅本さんの訃報は、私にとって大変ショッキングな出来事でした。
いや、いまだに私は信じられない、信じたくないという心境でいます。
約20年程前の1990年代より、氏が手がけてきた多くの作品の素晴らしさは説明するまでもなく、梅本さんが紡ぎだすFM音源の音色やサウンドに衝撃を受けた人間は少なくありません。
PC9801シリーズ等に搭載されていたFM音源YM2203、YM2608、X680000シリーズのYM2151等、今ではゲームのBGMの音源として利用されることは無くなってしまいましたが、それらの音源の可能性を更に追求した、新たな可能性をを秘めた進化したサウンドを亡くなる直前まで披露されていました。
FM音源の素晴らしい使い手は世界に数多くいらっしゃいますが、梅本さんはその世界最高レベルの使い手の一人であったことは間違い有りません。
氏が追い求め続けたサウンドや可能性の未来を、もう私たちは目にしたり聴くことが出来ないという事は何より悲しくてたまりません。
まだまだ若く、働き盛りの年齢です。亡くなるにはあまりにも早すぎます。もしも私の寿命を削って誰かに譲れるのであれば、私は氏に生きていて欲しかった。世界中の多くのファンをこれからも魅了して欲しかった。私には何も出来ないのが本当に悔しくて残念でなりません。
"UMEMOTO"の制作で氏とお会いする機会がありました。私は長年の憧れの作曲家にお会い出来て感激のあまり挙動不審になっていたと思います。氏は気さくに話をしてくださり、最後は参加メンバー一同で記念撮影をして、駅の改札口で解散しました。音楽のみならず人柄もまた多くの人を魅了し惹きつける方であったと思います。
その後、私はゲーム会社でデザインの仕事などをするようになり(今は退職しています)、いつか氏と再び共に制作ができればと夢に思い描いていましたが、その夢を果たせぬまま実現することは無くなってしまいました。
"UMEMOTO"は2003年に同人サークル"WOODSOFT"より発表されたアルバムで、本人を交える形で制作された氏のファンアルバム、トリビュートアルバムです。
同人音楽CDということもあり入手困難なCDでしたが、今回WOODSOFT主催プチさんの呼び掛けにより、参加メンバー一同の賛同を得てネットで無償公開されることになりました。
Tr.1には、梅本氏本人書き下ろしの”梅本より愛を込めて ~Put love from Umemoto and 86.”が収録されています。
ジャケットは分かり辛い(分かる人には分かる)デザインになっておりますが、これは私個人所有のPC9801-86音源ボード(YM2608)を撮影したものです。この86音源を手に入れるきっかけは梅本さんのBGMを26音源ではなく86音源のサウンドで聴きたいという思いからでした。今でもこのボードは我が家で健在です。
多くの方にこの機会に"UMEMOTO"を聴いていただき、また梅本さんが残された音源の数々や、思い出に再び想いを寄せる機会となれればと思います。
R.I.P.
UMEMOTO 無償公開ページ
http://www2.odn.ne.jp/puchi/html/umemoto-free.html
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